VTuberとして配信したい!個人勢のキャラデザから立ち絵・背景素材・PCの準備から解説

VTuberになりたい!試してみたい!面白そうだからやってみたい!
だけど、どうやって始めればいいのかよくわからない。
そういった人に向けて、この記事を書きました。興味があれば、是非読んでみてください。

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はじめに(この記事の対象となる人)

まずこの記事の対象となる人ですが、まず「VTuberって面白そう!でも何から始めたらいいかわからない。」と悩んでいる人。
とりあえずスマホで配信を始めてはみたものの、色々な制約があって思い通りの配信ができないので、パソコンを使った配信をしてみたいと思っている人。
更には、パソコンでの配信を準備しているけど、自分のやり方が合っているか心配な人。他にどんな方法があるか知りたい人。
そんな人たちに対して「ああ、この記事参考になったわ」となっている記事(のはず)です。

必要なものは何?

パソコン

1つ目はパソコンです。あとで出てきますが、トラッキングソフトと言われるアバターを動かすソフトの選択肢により、Windows/MacOS のいずれかが決まってきます。最低でも、配信ソフト+トラッキングソフトを動かしますので、中程度の性能のパソコンを用意しましょう。最近5年以内に発売されたPCでメモリが16GBあれば十分です。ゲーム配信とするとなると、もっと高価なゲーミングPCが必要となります。

インターネット回線

2つ目はインターネット回線です。当たり前ですが、配信を行い視聴者様により良い条件で配信を見てもらうためには、そこそこ高速な回線が必要です。光回線があれば問題ないでしょう。

Webカメラ

3つ目はWebカメラです。あなたの動作や表情を読み取りアバターに反映させるために、カメラが必要となります。ただし高価なものは必要ありません。VTuber活動ではWebカメラの画質がアバターに直接反映されるわけではありませんので、安価なもので十分です。

(音質の良い)マイク

4つ目はマイクです。コンデンサマイクなどの高価なマイクを使用すると、あなたの素晴らしい声がより綺麗に視聴者様に届くことになりますので、歌ってみた系の配信を予定していたりやイケボを自負しているなど音声を重視する配信スタイルの方の場合には少し奮発した方が良いかもしれません。そこまでこだわらないということであれば、Webカメラには大抵マイクも内蔵されていますのでそれを使用したり、イヤホンマイクを使っても良いでしょう。

配信ソフト

5つ目は配信ソフトです。配信して初めてVTuberですから当たり前ですよね。これはOBSという定番中の定番のソフトがありますので、何も考えずOBSを使っておきましょう。

アバター

6つ目はアバターと言われる 2D/3Dのモデルデータです。これがあなたの分身となり配信を行ってくれますので、ご自身が納得のいくモデルを使用してください。後述のトラッキングソフトに付随していたり、ネット上に使用可能なモデルが有償/無償それぞれ大量に存在まします。また、クリエータさんに依頼してオリジナルのアバターを準備することもできます。モデル作成ソフトも無償で公開されていますので、自分で作成することも出来ちゃいますよ。

トラッキングソフト

最後7つ目はトラッキングソフトです。これがあなた分身であるアバターを動かすソフトということになります。

必要なものは以上となります。結構ありますが、あまりなじみのないのは6番目と7番目、アバターとトラッキングソフトですよね。

この二つをこれからもう少し掘り下げていきましょう。

アバターって何?

まずはアバターから紹介していきましょう。

アバターはあなたの分身となって配信をしてくれる2Dもしくは3Dのモデル(ファイル)です。

このモデルのファイル形式は、2DのLive2D形式と3DのVRM形式のどちらかになります。

それらはそれぞれ互換性がないため、この形式が決まると自ずと次に説明するトラッキングソフトの種類が決まってきます。

もうすでに使用したいアバターがあるのであれば、その形式に従ってトラッキングソフトを選ぶ必要が出てきます。

もしまだアバターが決まっていないのであれば、それぞれのトラッキングソフトを試してみて、自分の配信スタイルに近いソフトを決めてから、アバターの形式を選んでも良いかもしれません。

さらにトラッキングソフトによっては、どちらの形式のモデルでも使用可能できるものもあるため、そういったトラッキングソフトを選ぶのも一つの手ですね。

トラッキングソフトって何?

次にトラッキングソフトです。

これは何かと言うと、Webカメラからあなたの動作を読み取って、アバターへと反映させるソフトになります。

顔や体の動き、表情、瞬き、口の動きなどを同期させてくれるもので、ソフトごとにカスタマイズの自由度の大きさや出来ることがちょっとずつ違っています。

それでは、代表的な4つのトラッキングソフトを簡単に説明していきましょう。

代表的なトラッキングソフト

Animaze(旧FaceRig)[Windows 専用]

おそらく最も老舗であるトラッキングソフトで、もともとFaceRigという名前だったソフトの後継がAnimazeとなります。

3D(VRM)形式も2D(Live2D)形式もどちらのモデルも読み込んで動かすことができます。

海外で開発されているソフトであるため、サポートはちょっと期待できないかもしれません。ただ大量のユーザが存在するため、困ったことがあってもコミュニティで解決できることがほとんどでしょう。

このソフトには大量のモデルがソフトに付随してくるため、すぐにVTuber活動を始めることができます。

無料での制限が非常に少なく、個人ユーザーが利用するには無料版で何も問題がないでしょう。

iPhone(要FaceID)での詳細トラッキングにも対応し、DiscordやZoomでの配信にも対応するなど、出来ないことはほとんど無いと言っても良いかもしれません。

3tene [Windows/MacOS 両対応]

次は純国産ソフトである3teneです。こちらも非常に実績のあるソフトで、機能は豊富です。

特徴としてはFree版でもLeapMotionという専用ハードウェアを使った、10本指の細かなトラッキングが可能な点です。お絵描き配信などとの相性は抜群ですね。

更にPro版を購入するとWebカメラや多種多様なトラッキング機器を使ったの全身トラッキングが可能になるため、全身を使って表現をしたい配信者にとっては随一の選択肢となるでしょう。

また通常は3D(VRM)モデルのみの対応ですが、「Live2Dオプション」を購入することで2DのLive2Dモデルの読み込みも可能となります。

仮想カメラ機能によりZoomなどのミーティングへモデルで参加が出来るなど独自の機能が豊富で、刺さる人には刺さるソフトと言えましょう。

Pro版はLive2Dオプションなしで¥3300、ありで¥4400です。

iPhone(要FaceID)での詳細トラッキングにもPro版で対応します。

VTube Studio [Windows/MacOS 両対応]

次はVTube Studioです。これは2D(Live2D)モデルを使う際の定番ソフトと言っても良いソフトです。

こちらも機能は非常に豊富で、トラッキングの細かい調整なども可能です。

Steamというゲーム配信プラットフォーム上で配信されており、導入が非常に容易。その配信方法からもゲーム配信に向いていると言えるでしょう。

iPhone(要FaceID)での詳細トラッキングにも対応しています。

無料版でも特に制約はありませんが、画像下にマスコットが飛び回る透かしのようなものが入ります。

もしその透かしを消したいならRemove Watermark という 1520円のオプションを購入すると消すことが出来ます。

 

nizima LIVE [Windows/MacOS 両対応]




最後はnizima LIVEです。このソフトの売りは、何と言ってもLive2Dの公式トラッキングソフトであるということ。

機能の豊富さ・カスタマイズ・安定感・動作の滑らかさなど、さすが公式と言った感じの使用感です。国内開発のための安心感も見逃せないポイントでしょう。

iPhone(要FaceID)での詳細トラッキングにも当然対応。

機能豊富なため一つ一つ機能を取り上げていくときりがありませんが、随一の機能というとコラボ機能となります。この機能が誠に秀逸で、高解像度アバターをお互いに提供することができるため、高解像度のコラボ配信が出来ます。

ですので、コラボ等を行ってお互いの配信者のリスナーを増やしていきたいと考えている配信者には特にオススメ。

無料版でも、商用利用が出来ないことと一部時間的な制約(カメラ接続40分、コラボ機能5分※再起動すればリセット)はあるものの他の機能制限は全く無く、有料版と全く同じ機能が使えるため、小規模の配信であれば無料版で始めてもなんら支障がありません。

公式のソフトとなりますので、とりあえずやって見たいけど、あまりパソコンのことわからず不安という人にとっても、唯一無二の選択肢となります。

私にぴったりのトラッキングソフトは何?

色々と見てきたところで、最後にそれぞれのトラッキングソフトにオススメの配信者はどんな人なのでしょうか。私のオススメを以下にまとめます。

Animaze

Animazeがオススメの人は、「コストを抑えてすぐにでも配信を開始したい人」となります。

Animazeの特徴は、豊富な3Dアバターが付属していること、無料で商用利用可能なこと、海外開発のためいざという時のサポートが受けにくいこと、となります。

もちろん先発であり歴史の長いソフトであることから、世界中の多くのユーザーから支持されており、ユーザーコミュニティも巨大で活発です。ただし、如何せん英語の情報も多く、情報の質も玉石混交。そこから取捨選択し、自分のトラブルを解決する必要があります。

そういったことを厭わないある程度のスキルを持ったユーザーで、尚且つコストをあまり掛けたくないという配信者に向いたソフトになります。

3tene

3teneがオススメの人は、「フルボティトラッキングなどで全身を使って表現したい人」となります。

他のソフトでもフルボディトラッキングができないというわけではありませんが、胸から上や顔だけで使用されているのを多く見ます。

それに比べてこの3teneは、開発者(安心の完全国内開発!)側がフルボディトラッキングに力を注いでいるのがサイトから見てとれ、他ソフトでは対応の取れていない多種多様のトラッキングデバイスとの連携を丁寧に動作確認されています。

といった特徴から3teneをオススメするユーザーは、踊ってみた系やお絵描き配信などの全身で表現する配信者に向いています。

VTube Studio

VTube Studio がオススメの人は、「Live2Dアバターを使いコストを抑えてゲーム配信したい人」となります。

VTube Studio 随一の特徴はそのダウンロード形態。ゲーム配信プラットフォームであるSteamからダウンロードする形態をとっていることから、PCゲームとの連携に強いことを開発側も意識していることがわかります。

こちらはLive2Dモデルを使用するトラッキングソフトとしては老舗と言って良い歴史と実績を持っていることから、機能面で不足を感じたり、困ったりすることはほとんどないでしょう。

iPhone を使用した精細なトラッキングにも対応しMacOSでも使えると、nizima LIVE の唯一無二のライバルと言って良い存在です。

自分の配信スタイルや目的によって、トラッキングソフトを決めると良いでしょう。

 

nizima LIVE

nizima LIVE がオススメの人は、「Live2Dアバターを使いみんなとコラボをしてみたい人」となります。

nizima LIVE はLive2D社が運営に関わっていることから、Live2Dモデルを使用したトラッキングソフトとしては最高峰の出来と言って過言ではないでしょう。

ですから、あらゆるLive2Dアバターでの配信に適していると言っても問題はないのですが、特筆すべき特徴としてはコラボ機能が非常に秀逸であること。

モデル情報を配信者側で動作させることで、今までのように画質の違いや画像の遅れなどの違和感を大幅に改善することに成功しています。

この特徴を生かすためにも、どんどん他の配信者とコラボして楽しい動画をどんどん作っていく配信者に向いています。

iPhone での詳細トラッキングやMacOSを使った配信も可能ですので、Live2Dモデルを使うのであれば一押しのトラッキングソフトとなります。

 

まとめ

以上、長々とVTuberとして配信活動をするための方法を書き記してきましたが、如何でしたでしょうか。

ご自身の目指す方向性や憧れの配信スタイルなどによって、様々な選択肢があります。
色々と試行錯誤をしながら、自分の理想とする配信スタイルへと近づいていくための最初の一歩になれたのであれば幸いです。

それでは、良い配信ライフを!


 

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